こんにちは、TSUKASAです。
今回は高配当で人気の”QYLDのリスク”について記事にしましたので、読んでいただけると嬉しいです。
QYLDは高配当とメリットがありますが、流石に美味しいことばかりではありません。
この記事は
✔︎QYLDに投資しようか迷っている
✔︎ざっくりで良いからQYLDのデメリットを知りたい
という方にぜひ読んでいただければと考えています。
結論から言うと、デメリット(リスク)は主に5つあると考えています。
ただ個人的には許容できるので、投資しています。
皆さんもこの記事を読んでいただき、投資判断の参考にしてみてください。
それではみていきましょう。
1.5つのリスク
1-1.QYLDの仕組み”カバードコール戦略”の理解が難しい
QYLDはカバードコールという一癖ある仕組みで配当金を捻出しています。
このカバードコールは少し理解が難しいです。
QYLDのカバードコール戦略に関しては以前記事にしていますので、参考に読んでみてください👇
【投資初心者向け】超高配当ETFのQYLDを解説!カバードコールとは?
1-2.根上がり益を放棄しなければならない
上記、カバードコール戦略を採用しているため、値上がり益は期待できません。
事実、設定直後の2014年1月は25.44ドルでしたが、上がったり下がったりして、現在では約21ドルとなっています。
1-3.手数料が高い
下記の表でQYLDと高配当ETF御三家の経費率を比較してみました。
VYMと比較すると10倍の手数料が必要になります。
例えばですが、100万円投資した場合、VYMなら600円の手数料で良いのに対して、QYLDでは6,000円必要になるということです。
1年間で5,400円の差は大きいのではないでしょうか。
銘柄 |
経費率 |
QYLD |
0.6% |
SPYD |
0.07% |
VYM |
0.06% |
HDV |
0.08% |
1-4.下落時の減配リスク
カバードコール戦略を採用しているQYLDの分配金は、株価の1%が上限になります。
もしQYLDが組み入れているNASDAQ100が下落すれば、分配金も必然的に減少します。
例えば、$25ドルの1%は$0.25ですが、$20時は$0.2ですね。
利回りが同じでも0.1%の上限がある限り、下落局面では貰える分配金が少なくなるという訳です。
1-5.タコ足配当
2016年から2020年で見ると、2017年以外は全ての年でタコ足配当となっています。
タコ足配当とは下記のような意味です。※SMBC日興証券参照
タコ足配当とは、企業が原資となる十分な利益がないにもかかわらず、過分な配当金を出すことをいいます。
見た目には配当金が高いため魅力的に感じられますが、実際は資産を売却したり、積み立て金を取り崩したりして配当金に回しているだけで、業績や財務状況に難点がある可能性があります。
タコが自分の足を食べるのに似ていることから、このように表現されます。
タコ足配当については以前記事にしているので、参考に読んでみて下さい👇
株価下落でタコ足配当を続けるQYLDは大丈夫なのか解説します。
2.まとめ
今回は”QYLDのリスク”についてレポートしました。
そこまで深い内容にはなっていないと思うので、これからQYLDに投資しようか迷っている方には理解しやすいかなと思います。
投資判断の参考になれば幸いです。
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