【投資初心者向け】超高配当ETFのQYLDを解説!カバードコールとは?

投資

私は高配当ETFを運用し始めて、約1年の投資初級者です。

今回は最近話題のQYLDについて紹介します。
配当利回りが11%と超超高利回りなので、話題を集めていますね。
ただ、このETFは少し変わった方法で運用されていますので、理解した上で投資する必要があります。

今回はできるだけわかりやすく解説します。

それでは基本的な情報から高配当な仕組みまで見ていきましょう。

1.基本情報

・名称:Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF
・運用会社:Global X Management Company
・設定日:2013年12月11日
・構成銘柄数:約100銘柄
・純資産総額:約5,080億円
・年間リバランス期間:4回
・基準価額:$22.34
・直近配当利回り:10.03%
・経費率:0.60%
・分配頻度:月次

2.組入銘柄

順位 組入銘柄 組入比率
1 アップル 11.02%
2 マイクロソフト 10.3%
3 アマゾン・ドット・コム 7.75%
4 テスラ 4.58%
5 アルファベット 4.12%
6 アルファベット 3.89%
7 エヌビディア 3.73%
8 フェイスブック 3.65%
9 ペイパル・ホールディングス 2.18%
10 ネットフリックス 1.97%

3.特徴(カバードコール戦略について)

公式ページには下記のような概要説明がされています。

カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。
上記では何がなんやら、よくわからないですね。。。
そこでどのようなことが行われているのか調査しましたので、解説します。まずは用語説明です。カバードコールとは…コールオプションを売ってオプション料を得ること。
コールオプションとは…特定の価格で買う権利を相手に売ってプレミアムを得ること。

つまり、未来の価格に対するオプション取引を行なって得た利益を分配しているということです。

配当金を分配する通常のETF、個別株は企業の利益や株価が値上がりし売却した際の利益で支払われます。とりあえず通常の方法で配当金が支払われていないことがわかりますね。。。

まだわかりにくいと思いますので、まずコールオプションについて簡単な例を挙げたいと思います。

例えば…
ある株を1ヶ月後に$1000で購入する権利を買い、その場合のオプション料を$50とします。そしてこの株が1ヶ月後$1500まで上がったとすると、その株は$1000で買えるので、
利益は-$1000-$50+$1500=$450になります。
一方で1ヶ月後$500まで下がった場合は、$1000で買う権利を放棄すれば、損失はオプション料の$50のみで済みます。コールオプションはあくまで権利なので絶対買わなければならないという義務ではないのです。
ここまでである程度、コールオプションについて理解できたと思います。
上記からカバードコールはコールオプションを売ってオプション料を得ることなので、QYLDの特徴としては下記3点が挙げられます。
①株価が横ばい、下落の場合、オプション料分だけ追加リターンを得られる。
②株価が上昇した場合、値上がり益を放棄することになる。
③オプション料はボラティリティと比例関係にある傾向にある。

4.おすすめの方

①毎月分配金が欲しい方
②今すぐにでも分配金が欲しい方

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