今回は”文芸オタクの私が教える バズる文章教室”についてレポートしていきます。
この本は書評ライターの三宅香帆さんが、有名な著名人(星野源、村上春樹など)の文章を例に、「なぜこの文章が人を惹きつけるのか?」「どうすればみんなが好きな文章になるか」「どうすれば記憶に残る文章になるか?」を具体的に解説しています。50もの文章を例材にして解説しており、かなりボリュームもある本になっています。個人的にはそんな視点で文章を読む、見るのかと驚かされました。
このレポートを読んでいただければ、文章を書くことが苦手な私がどう感じたか、その上でオススメする人、しない人がわかると思います。また本や筆者についての基本情報もわかります。
参考にしていただければ幸いです!
1.私がなぜこの本を読もうと思ったか
私自身、ブログを始めるようになり、「どうしたら目に止まる、記憶に残る文章を書けるのか?」と悩んでいました。そんな時この本を知り、読むことになりました。
2.グッときたところベスト3
【第1位】自分の常識は、他人にとっての常識とは限らない
✔︎引用した理由と体験談
新入社員時代によく上司から老若男女理解できる文章を書くように指導されていました。自分が知っていることを、相手(読み手)が知っているとは限らない。改めて、”自分の常識は他人にとっても常識とは限らない”ということを認識したので、第1位に選びました。
✔︎読んだ後の行動
①誰にでもわかる、理解できる文章を書くように心掛ける。
②他人にわかりやすく伝えるには、より深い知識が必要だと考える。なんでも本、ネットを用い、調べることを心掛ける。
【第2位】読み手にどう訴えかけるか
✔︎引用した理由と体験談
これまではそもそも読み手の感情というところを考えることがありませんでした。文章は読みてありきのモノなので、かなり重要だと思い、第2位に選択しました。
✔︎読んだ後の行動
①ブログ、メールを作る際には、相手の感情を意識する。
②ブログを書く前に、具体的にどんな感情に訴えかけるか決める。
③本、ブログを見る際は、作者、筆者がどんな感情に訴えようとしているのかを言語化する。
【第3位】振り向いてもらうためには「問い」から書きはじめる
✔︎引用した理由と体験談
「振り向いてもらいたい」、「発信力をつけたい」と思いながらも、どうしたら良いのかわかっていませんでした。そんな中、”簡単な問いを用意し、読者の壁を破る”という簡単かつ具体的な行動が書かれており、ぜひ実践していこう。また共感が得られたので、第3位に選びました。
✔︎読んだ後の行動
①ブログでは、”問い”から始めることを意識する。
②簡単な問いを作るためには、どのレベルの問いが良いか理解する必要がある。家族、友人などへ自分の”問い”へ答えられるか確認する。
3.おすすめする人、しない人
3-1.おすすめな人を3名
①人を惹きつける、魅了するような文章を書きたい方
②人を惹きつける文章の魅力を、言語化して理解したい方
③ブログ、SNS、ブログなどで文章を書く機会があり、より良い文章を書いて、発信力を上げたい方
3−2.おすすめしない人を3名
①文章を書くための基礎的な力をつけたい方
②カチカチのビジネスメールなどを書く方
4.著者(三宅香帆)のプロフィール
会社員をしながら、文筆家、書評家。
1994年生まれ、高知県出身。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。
”文芸オタクの私が教える バズる文章教室”の他には、”人生を狂わす名著50”、”副作用あります!? 人生おたすけ処方本”などの著者。
5.本(文芸オタクの私が教える バズる文章教室)の詳細
出版社:サンクチュアリ出版
ページ数:320ページ
発売日:2019年6月15日
6.口コミ
6-1.良い口コミ
・「読みやすい文章・惹き込まれる文章には理由がある」と、実際の本から抜粋されていて、分かりやすかった。
・着眼点など素人離れした感覚が非常に面白い。
・文章が上手くなりたい人なら活用できるテクニックがたくさん詰まっている。
6-2.悪い口コミ
・もっと作者がバズらせた経験を聞きたかった。
・”文章教室”と銘打っているが、読み物としての要素が強め。
・著者の熱量についていけず、置いてきぼりになることもあった。
7.まとめ
ブログを書くうえで参考になる部分が多くありました。人を惹きつける文章がどんなものなのか知りたい、特に言語化して理解したい方にはオススメです。ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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