今回はキャピタルゲインが期待できる米国ETFとして、VOO、QQQについて紹介、比較していきます。
この二つに関しては、投資界隈では知らない人がいないというくらい有名なETFですね。
よくどっちが良いのと比較されていることが多いため、改めて現状を比較していきたいと思います。
1.VOOとQQQの基本情報
1-1.VOO
・名称:バンガード・S&P500ETF
・運用会社:バンガード
・設定日:2010年9月9日
・構成銘柄数:約500銘柄(S&P500)
・資産総額:$207.003
・基準価額:$429.62
・直近配当利回り:1.22%
・経費率:0.03%
下記にVOOの10年間のチャートを示します。コロナで落ち込みはあったものの圧倒的に右肩上がりですね。
1-2.QQQ
・名称:Invesco QQQ Trust Series 1
・運用会社:インベスコ
・設定日:1999年3月10日
・構成銘柄数:約100銘柄(NASDAQ100)
・資産総額:$206.906
・基準価額:$394.5203
・直近配当利回り:0.42%
・経費率:0.20%
下記にQQQの10年間のチャートを示します。QQQに関してもVOO同様に10年単位で見ると右肩上がりです。
上記基本情報を比較すると、二つの大きな違いとして、VOOは「S&P500」、QQQは「NASDAQ100」に連動しているところです。
次にS&P500、NASDAQ100を見ていきたいと思います。
2.S&P500とNASDAQ100
S&P500とNASDAQ100を比較した表を下記に示します。
下記表からの大きな違いとしては、採用企業数と採用企業の業種が挙げられます。
またS&P500は4四半期連続黒字を維持しているかつ米国企業のみの採用となっているのに対して、NASDAQ100は米国以外の企業も対象で、一定じょうけんをみたせば、赤字企業でも採用の対象となっています。
NASDAQ100は赤字を伴った企業でも元気がある会社を採用する可能性があり、より早く革新的な企業を取り入れることが期待できます。
そのような意味ではS&P500(VOO)よりNASDAQ100(QQQ)はハイリスクハイリターンと言えるでしょう。
S&P500 |
NASDAQ100 |
|
設立年 |
1957年 |
1985年 |
算出会社 |
S&P Dow Jones Indices社 |
Nasdaq社 |
市場 |
米国の金融取引所 |
ナスダック市場 |
企業数 |
500 |
100 |
業種傾向 |
幅広く分散 |
ハイテク企業やIT関連が中心 |
3.まとめ
今回はキャピタルゲインが狙えることで有名なETFのVOOとQQQを紹介しました。10年など長期的に見るとどちらも順調な成長を見せているので、かなりおすすめのETFとなっています。それぞれの特徴も紹介したので、参考に投資を楽しんでいただければ幸いです。
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