【投資初心者向け】Twitterなどで話題の超高配当ETFのJEPIを解説！

私は高配当ETFを運用し始めて、約1年の投資初級者です。

今回は最近Twitterなどで話題のJEPIについて紹介します。
最近、SBI証券、楽天証券などで取引できるようになり、キャピタルゲイン、インカムゲインの両方取れるのが特徴的で話題ですね。

JEPIと少し似ており、ライバルと称されるETFがQYLDですね。

QYLDは以前紹介しているので、興味がある方は確認ください👇
【投資初心者向け】超高配当ETFのQYLDを解説！カバードコールとは？

それでは基本的な情報から高配当な仕組みまで見ていきましょう。

1.基本情報
2.組入銘柄
3.特徴（ELNについて）
4.まとめ
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1.基本情報

・名称：JPMorgan Equity Premium Income ETF
・ベンチマーク：非公開
・設定日：2020年5月20日
・構成銘柄数：102銘柄
・純資産総額：約5000億円
・基準価額：＄62.0137
・直近配当利回り：7.49％
・経費率：0.35％
・分配頻度：月次

2.組入銘柄

組入銘柄は下記画像のようになっており、S&P500銘柄が80％、ELN（仕組債）20％となっています。
SPX＿9やSPX＿16などがELNに当たります。
個別銘柄で言えば、INTUIT、ACCENTURE、MICROSOFTなど比較的に多くな銘柄がTOP10に入っています。

銘柄	組入比率
SPX＿16	2.24%
SPX＿18	2.20%
SPX＿15	2.00%
SPX＿17	1.81%
SPX＿14	1.75%
ACN	1.67%
GOOGL	1.66%
MSFT	1.64%
INTU	1.63%
ODFL

ここで疑問に思うのが、「S&P500が80％も入っているのに何故高配当なのか？」「ELNって何？」というところですね。
そこで次にELNについて解説していきます。

3.特徴（ELNについて）

JEPIが高配当である所以のELNについて解説していきます。

まずELNとは”Equity Linked Note”の略で、日本では”仕組債”と言われています。
私は仕組債のことをを楽天証券で勉強したので、気になる方は参考にしていただければと思います👇
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bond/foreignbond/structured_bond/

すごく簡単にわかりやすく言うと期間1年の債券で1年のうち毎月判定があり、結果によって①配当金がもらえたり、②初期投資した元本が割れて返ってきたり、③結果が良すぎて、早期償還になったりします。

では次に上記説明を仕組債に当てはめていきましょう。

下記は楽天証券から引用した株価指数の値動きパターンを3つ分けた図です。

①、②、③の値動きをした場合にどうなるか説明します。
①は購入した１ヶ月後の判定の際にはノックアウトとノックインの間に収まっているので、１ヶ月目に関してはインカムゲインが入ってきます。ただ２ヶ月目に関してはノックアウトの水準を超えているため、初期投資した元本が返ってきます。そのため３ヶ月目以降は分配金はもらうことはできません。

②はずっとノックアウトにもノックインにも抵触しなかったので、期間分の分配金と初期元本が返ってきます。

③はノックインに抵触しており、一番まずいパターンですね。このパターンの場合、初期投資した元本は元割れして返ってきます。１ヶ月目はノックインに抵触していないため分配金はもらえますが、以降はノックインに抵触しており、分配金はもらえません。

★もし用語が分からないと言う方は下記を参考にしてください。
行使価格：初期設定値
ノックアウト：早期償還の判定値
ノックイン：元本割れ償還の判定値